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芹沢けい(金へんに圭)介美術工芸館

 2010-08-17
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七夕を堪能した後、東北福祉大学構内に新しく出来た、型絵染めの人間国宝、「芹沢けい(金へんに圭)介美術工芸館」に行きました。
子供の頃何度も通った、岡山・倉敷の「大原美術館」に、染色作品を集めた別館があり
行く度に好きになる作家でした。

その後、飲み屋や旅館などで芹沢けい介ののれんがかかっていたり、座布団カバーになっていたり
あ!これ!と思う事多々ありまして。

これがミュージアムショップで購入した作品群です。
スタンダードな縄のれん型ののれんハガキ、巾着袋、コースターは「風」「心」七が3つの「喜」の略字。
それから、和手ぬぐいが好きな夫は美しい藍染めのものを一本。
これは念のため洗ったら藍色が出ましたが、日本画絵の具の藍と同じ匂いがする!本藍染めです。
どうりで美しい青だと思った!
本当は夫は2010年のカレンダー、私は春夏秋冬と染め出したのれんが欲しかったのですが、高価だったので二の足を踏んでしまいました。
ま、縁があればまた手に入るでしょう。

しかし、さすが工芸品。「用の美」がしっかりと脈打っています。
図柄としても充分美しいですが、額に入れて飾っておくだけではなく
使う事にも重きを置いた造りです。
だからこうして、芹沢けい介が創作した型を用いて、今も変わらず使えるものが生産されているのですね。
夫は「心」の図柄のコースターを、私は「風」を、アメリカから帰って来た娘は「喜」を選びました。
日々使っていますが、使っていてなんとなく嬉しい感じがします。
一級品の証しでしょう。

展示替えがあるので、また行ってみたい美術館です。

芹沢けい介美術工芸館
http://www.tfu.ac.jp/kogeikan/
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仙台七夕

 2010-08-10
七夕朝日
かねてから念願だった仙台の七夕を見に行って来ました。
昇って来た朝陽を横から浴びて輝く七夕飾りです。

前日夜千葉駅前発の高速バスに乗り、夜通し走って朝5時過ぎに仙台バスターミナルに着きました。
途中東北道で渋滞しましたが、無事時間通りの到着でした。
トイレと、清潔なリクライニング付き3列シートで、案外快適に眠れました。

バスを降り、仙台駅の洗面所で(凄く綺麗、しかもウォシュレットでした!)顔を洗い、いざ街へ。
学生時代をここで過ごした夫の案内で、まだ人通りのまばらな街をくまなく見て歩きます。
ここはYさんのお気に入りのクラシック喫茶、ここは同級生行きつけの居酒屋、研究室の先生と行った生バンド演奏のあるメキシコ料理屋、論文執筆、実験等の徹夜明けや、ここに来て始めたボランティア仲間と徘徊した公園、地下鉄の延長工事で消えた大銀杏の並木などなど、解説を聴きながらそぞろ歩きます。
ゆたかな自然の中にコンパクトにまとまった街の雰囲気はまさに「杜の都」。。。
6年という短くない青春をここで過ごしたのかと思うと感慨深いですね。
ここで、今の彼のその後の方向性が朧げながら定まったのだと。

七夕浴衣
早朝5:30頃、浴衣のお姉さんと。この時間に浴衣…ということは、かなりな確率で夜通しオールの後???
若さじゃのう。

七夕暑い~
アーケードの中淡い光に包まれる飾り。仙台も千葉と変わらず朝っぱらから暑いっ!!!タオルを顔に当てて汗だくの夫。
だいぶ人通りがにぎやかになって来ました。

七夕祈り
ヒロシマ、ナガサキの平和を祈念する飾りがありました。全国から集まった1,000,000羽の折り鶴で出来ています。折しも、仙台七夕初日の8月6日は広島に原爆が落とされた日…飾りには日、英、中、韓4カ国語で書かれた説明文がついていました。(画面左下)

七夕富士通
富士通がスポンサーの飾り。色合いが独特ですね。微風にゆらゆら揺れています。
アーケードの各商店がスポンサーとなって、店の前に趣向を凝らした飾りを飾っているのですが、見ていると面白いです。眼鏡店の飾りには、ひらひらの所に視力検査表が貼ってあったり、アップルストアの前の飾りは店のインテリアの延長のように徹底して白と黒だけの柄だったり。

午前7時、やっと開いたドトールでモーニングセットを食べ、午後の帰り電車までの時間をどう過ごすか作戦会議。かねてからファンの、日本を代表する染色工芸家、芹沢銈介の美術工芸館が新しく東北福祉大学のキャンパス内に出来たので、そこへ行こうと話がまとまりました。

To be continued...











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It's Texas size!

 2010-08-06
Vickys house

いやいやいや。
今日テキサスの友人宅から届いた自宅前の写真。
ワ~オ、で~っかい家!
この芝生の前庭より大きそうな裏庭が
この屋敷の向こう側にあるのですから相当な敷地面積でしょうね。
(ちなみに建坪は約300坪位?だそうです!)

玄関前に並んで写っているのは娘とおばあちゃんです。
強烈な夏の日差しを浴びて、緑の木々が光っています。

まあねえ、テキサス州自体、日本国の面積の2倍はある所ですから
土地には困らないでしょうけれど。
(きっと我が家のような「竿地」なんていう姑息な宅地は存在しないんじゃないかしら?)

アメリカ国内でも、「テキサス・サイズ」として知られており
普通サイズでもでーっかい飲み物や、大きな皿に満艦飾な食べ物、そして住処など
その大きさが特徴的な州なんだそうですよ。
日本人の中に居ても「プチ・サイズ」の娘は
さぞや度肝を抜かれた事でしょう。ふっふっふ、いい体験じゃ。

子供の頃、刑事コロンボや、奥様は魔女などのテレビ番組を見て憧れましたねぇ。
綺麗に刈り込まれた芝生とプールのある庭、廻るスプリンクラーが宙に描き出す小さな虹。
バストイレ付きの寝室、そして暖炉のある居間。
隣人とくつろぐ応接のソファ。ピカピカのアメ車。地下室の食料庫。全自動洗濯乾燥機。
食器洗浄機、大きなオーブンと、これまた馬鹿でかい冷蔵庫のある明るいおしゃれなキッチン。

(あの当時、実家の冷蔵庫は1ドアだったっけ。アメリカかぶれの父が奮発して購入した
シアーズ社の(当時としては)巨大な2ドア冷凍冷蔵庫が日本家屋にやって来た時の不釣り合いと言ったら!)

我が国も敗戦から立ち直るべく経済成長突っ走って来て
ようやっと我々も文明の利器を狭い家の中に並べる事が出来るようになりました。
ああでもやっぱりなんとなくスケールが大違いで比べようもないですね。

思い出話を一つ。
父が仕事で初めてアメリカ、カリフォルニア州に行った時の事。
たぶん1960年代中盤~終わり頃の話です。
飛行機が高度を下げ始め、見ると緑の牧草地に点々とウサギが群れていました。
ほー、アメリカにはこんな風にウサギが沢山居るんだなあと思いながら覗いていると
さらに高度を下げた飛行機の窓から見えたのは、ウサギじゃなくて
放牧されている牛だったんだそうです!
父は、わーこんなスケールのでっかい国と戦争して
勝つわけがないじゃないかとそのときしみじみ納得したんだそうな。

刑事コロンボに出て来る、裕福な家庭そのまんまの家の佇まい。
それから、美術家デイヴィッド・ホックニーの描いた光溢れる、ちょっとだけ退廃のほの見える豪邸。
ふと、茅葺き屋根の古民家を描き続けた向井潤吉の絵を思い出して
やっぱり私も、こりゃ勝てるわけがないやと思っちゃいました。

でも、私たちは小さな国土と、小さな住処を素敵に見せる
細やかな演出に長けています。
京の町家の壺庭、茶の湯の席
座して半畳寝て一畳の禅の教え。
一つの部屋を、折りたたみ式のちゃぶ台と布団で使用目的をスイッチする和室の機能性。

なんとなくですが
急斜面でしかない山肌に階段状に土地を開墾して棚田にしたり
いかにして面積の限られた半導体チップにより沢山の能力を詰め込むかとか
限られた荷室に機能を盛り込んで
さらに折り紙の原理で帆を展開する宇宙船「イカロス」の発想などなど
コンパクトな国土に住まうからこその精神が大いにあるんじゃないかと思います。

この家に住むVがかつて横須賀の実家にホームステイしていた時
小さな空間になんと細やかな工夫を凝らしてあるのだろうかと
感嘆しきりだったのを思い出します。












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