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横浜トリエンナーレ2011

 2011-10-12
横トリエントランス

去るよいお天気の10月初旬、3年に一回の恒例
横浜トリエンナーレに行ってきました。

横浜美術館のエントランス前に並ぶ
なんだかニヤニヤしたくなるような彫刻たちです。
笑顔からべそ顔、怒りをあらわにする顔
いろいろ。
正面に立つと、思わず表情を真似したくなります。

横トリ文字盤

ちょっと写真が悪いですが…
文字盤アートです。
各仕切りの中にひらがなや英文字をプリントしたブロックが置いてあり
みんな好き勝手に並び替えて名前や文章を書く作品です。

仕切りの中の卵の殻を目の前に下がった電球にすかしてみると
ぼんやり文字が浮かんで見えるのとか、3パターンの作品がありました。

これはひらがな並べ替えバージョン。
自分らの前に並べた人の言葉を追って行ったり
それにまた付け加えたり
並べ替えてぜんぜん違う言葉にしたり
知らない間に知らない人と
この文字盤を通して時間差でコミュニケーションすることの面白さ!!!
すっかり気に入って、夫と娘が文字盤を前に延々と遊んでいます。

横トリ塩の結晶

暗い部屋に塩の結晶をつけた、クラゲのような物体がいっぱい下がっています。
ライトに照らされ、塩がキラキラ輝いてとても綺麗。
影の形も綺麗。
海の底にいるような、静謐な感覚が呼び起こされます。

横トリシャボン玉

コンクリートの床に、無造作っぽく転がされたガラス玉が沢山。
その後ろの大型モニターには
ふわふわと飛ぶシャボン玉の映像がエンドレスで流れていました。
どっちが本当か、映像がリアルなのかガラス玉がフェイクなのか
う~ん、どっち?

横トリ画鋲

遠くから見たら、黄金色のモザイク画かと思いました。
きらびやかに光を反射していたのは…なんと
無数の「画鋲」でした!
縦横に引かれた線に沿ってきちんと並べて壁に刺された画鋲ですが
手作業ゆえに刺す角度に一個一個微妙な差が生まれ
それが多方向に照明を反射させて
チープな事務用品がまるで黄金のシートのように神々しく輝いていて
その落差にゾクゾクしますねー。

横トリ電球

高い天井からぶらぶら下がっているのは
まるで大きな雫のようなガラス作品。
中には一個一個、裸電球が仕込まれています。
今余震がきたらどうなるんだろう…?
綺麗だけど少々危うい感じを起こさせる作品です。

横トリパイプオルガン

これがねー、実に圧巻でした!
遠くからでもよく響く
ブー、ボー、べーーー、ボワーーーーー、ビベーーーーーーー!
と、連続する野太い音はまるでパイプオルガンによる現代音楽のリサイタルみたい。

建築現場等に使われる足場管を組んであるのですが
この管一本一本に、まさにパイプオルガンのように
笛の形をした、音が鳴る仕組みの細工がなされています。
作品下部中央に置かれたオルゴールのドラムのような円柱には
何列もの爪がついていて
円柱が回転するにつれ、引っ掛けた爪に対応する管に
コンプレッサーから高圧の空気がチューブで送られて
ボーーーーーーーッ♪と
音が出るようになっています。

港横浜に相応しい
まるで霧笛のような低音から
バッハのオルガン曲のカデンツァのような
荒々しいパッセージあり
そしてそれらが混じり合って
大音響かつ無骨な姿なのにどこかこころ落ち着き懐かしいような
この場所にずっと佇んでいたいような
そんな居心地のよい空間を創り上げていて、それはそれは見事でした!

横トリ螺旋

この螺旋状の作品は
人の着ていた服が原材料です。
一つの輪っかが一人分で
各々、着ている服を脱いでもらって
全て数センチ幅に切り揃え
内側からぐるぐる巻いたもの。

そばに立ってそれぞれの輪っかを追って行くと
人ひとりの肌や匂いや体温や佇まいまで
なんとなーくぼーっと立ち現れてくるようで
不思議な温もりと存在感のある作品でした。

横トリオノヨーコ

オオトリは泣く子も黙る、オノ・ヨーコ氏。
迷路でできたブースの真ん中には電話機が一台。
特に何てことない造形ですが
その電話機に、不定期に、オノさんご自身から電話がかかって来るのです。
オノさんが「あーら、ちょっと電話したい気分だわ」という瞬間に
運良く中央の電話機の前に居れば
オノさんとお話ができます。
コミュニケーションをコンセプトの中心に据えた
極めてcoolでtalentedな作品ですね。
とても人気で、ブースの脇には順番待ちの人が列を作っていました。

横トリ中華街門

さて。
お腹が空きました。
娘のリクエストで中華街へ。
以前からの行きつけの、広東料理のお店「菜香新館」へ向かうべく
みなとみらい線に乗って、元町・中華街へ。

お昼に横浜のご当地ラーメン、「サンマーメン」を食べに行ったとき
 
 注:サンマーメンとは、秋刀魚が載っている訳ではなくて、鶏ガラ仕立ての細麺ラーメンに
   野菜のあんかけ(店によってモヤシ中心とかチンゲンサイ入とか豚肉入とか微妙に違う)
   をたっぷり載っけたものです。あっさり、さっぱりで食べやすいです。
   大学生になって地元を離れるまで、私はこのサンマーメンが
   横浜を中心とした神奈川のご当地ラーメンであるとは全然知りませんでした!あはは。

夕食の席の予約をするべく電話をかけたら
「申し訳ございません、ご予約席は全て埋まっております」との返事。
えーーーー。楽しみにしてたのになあ。
まあ、人気店だし、仕方がないかぁ。

中華街と言ってもお店のレベルはピンキリですから
下手に飛び込みで入って不味かったら嫌だよねえ。
まあとりあえず店の前まで行ってみようよ、キャンセル待ちがあるかもよ
というわけで、17:00頃に訪ねて行ったら、待っている人0人。
「19:00からの予約が入っているので、それまででしたらどうぞ」と
なんと、すんなり入れました!

安くはないけど、お値段手頃
とろとろコーンスープ、酢豚、点心いくつか、焼きビーフン等々
それにほっぺたが溶け落ちそうなスイーツを食べて満足!
美味しいものを食べると
たくさん歩いて疲れた身体に再びパワーがみなぎります。
1時間半程で出て来たら、店の外に盛大にはみ出して
30人以上のお客さんが並んで待っていて、わー早めに行って良かった。

菜香の一階売店で桃まんやプーアール茶のお土産を買い
横浜駅に出て、高速バスですいすい千葉へ帰りました。
3人とも首都高横羽線に乗った所から市原ICで降りるまで
当然の如く爆睡してました。

前回のようなコンセプト倒れで高踏的すぎてかえって解りにくい作品はそんなになく
どれを見てもまず面白い、そして斬新な切り口の作品ばかりでした。
普段の生活ですっかり固くなった脳味噌が深い所から耕されたようで
よい旅でありました。

ほんに現代美術は面白い!!!また行くゾー。

旅の参考に…
ヨコハマトリエンナーレ OUR MAGIC HOUR 世界はどこまで知ることができるか?
かながわサンマー麺の会
広東料理・菜香新館



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